今では高速道路で多くの人が利用しているETCは、日本では利用率が9割を超えており、装着率もかなり高くなっている。この点で中国はまだ遅れているようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、日本と中国のETCについて比較する動画を配信した。

 動画では、ETCの試験運用は中国が1996年に始めたのに対し、日本は1997年なので中国の方が早かったと指摘した。しかし、その後日本はすぐに規格を標準化して普及に努めたのに対し、中国では一向に普及が進まなかったという。だが、日中のETCの技術面における差は全くないとしている。

 中国でETCの普及が進んだのは2017年になってからだ。この年に中国では全国の銀行でETC普及のキャンペーンが行われ、無料でETC機器を取り付けるサービスがあったので、この年にETCの普及率が一気に上昇したという。

 しかし、動画によるとそれでも中国のETC装着率は30%前後に過ぎないとしている。この点で日本は装着率が高く利用率は90%を超えているので、多くの人は「ETCの分野で日本の技術は中国に勝る」との印象を持つが、実際には技術面での差はなく、日本の方が早く普及したに過ぎないと主張した。

 動画では、中国のETC装着率は30%前後としているが、これは2017年の時点の数字で、中国はETC装着率アップのためにその後も様々な優遇政策を打ち出し、今では装着率が80%を超えたとも言われている。

 また、動画では「日中のETCは技術に差はない」と主張しているが、中国のETCは「料金所を通過するのにほぼ一時停止しなければならないほど時間がかかる」ケースが多いと言われている。これが料金所の渋滞を招いているとされ、日中のETCに関わる技術には一定の差があるのが現状ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)