中国経済は成長を続けており、鈍化したと言われつつも2020年にはコロナ禍のなかプラス成長を達成した。このままいけば、数年後には世界一の経済大国・米国を超えるとの予測がある一方で、経済成長が鈍化する前の日本と似ているという意見もあるようだ。

 中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「米国以上と目される中国の経済成長は、30年前の日本と同じなのか」と問いかけるスレッドが立てられた。日本もかつては今の中国と同じように「米国を超えるのは時間の問題」と言われていたことがあると主張し、中国の今後について意見を求めている。

 スレッドに寄せられた意見を見てみると、現在の中国について、ほとんどの中国人が「当時の日本とは違う」と答えていた。理由としては、「人口の規模が違う」、「中国の武力が恐ろしくて米国は手出しできない」、「中国は党の力が強く社会が安定している」などの意見があった。多くの人が、中国は日本と同じ道を辿らない、あるいはそうなって欲しくないと思っているようだ。

 米国を超える可能性さえ取りざたされた日本経済が、米国に抑え込まれる形で成長が緩やかになってしまったことについて、「まるで現在の米中関係と同じだ」と連想する中国人は多い。スレッドにはそれに関する意見も多く、中国も米国と対立する形となっているが、「持ちこたえられると思う」という声が多かった。

 持ちこたえられるだけでなく、日本と違って「米国を超えると思う」との強気の発言も少なくなかった。「中国の双循環政策に期待している」、「この2000年間、中国はほとんどの期間世界一だった」、さらには「中国の人口の多さと、一人当たりのGDPの低さは、米国の2倍から3倍に化ける可能性を秘めている」という人もいた。

 かつての日本と似ていると言われ、経済の鈍化した中国には不安要素があるものの、全体として中国人は自国の経済成長を楽観視しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)