深セン証券取引所創業板に上場している江蘇久吾高科技股フェン(久吾高科、300631/深セン)は6日、1000トン規模の塩化リチウム生産プロジェクト契約を締結したと発表した。
 
 同社は先日、金海鋰業(青海)有限公司と「1000トン塩化リチウムプロジェクトの設計、設備供給、取付総請負契約」を締結した。契約における久吾高科の業務は、塩化リチウム生産装置の設計、設備調達、取付、試運転となっており、契約金額は6500万元。金海リチウム業(青海)は、深セン創業板に上場している恵州億緯鋰能股フェン(億緯鋰能、300014/深セン)の子会社である。
 
 久吾高科はこの契約について、塩化リチウムから生産される金属リチウムは次世代リチウム電池の重要材料であり、同社が持つ「吸着+膜」法技術による塩水からの塩化リチウム抽出工程の実現可能性を実証する一助となり、同社の塩湖リチウム抽出分野の研究開発、応用レベルや業務能力向上に寄与することで、同社の発展に一定のポジティブな影響を生じると説明している。
 
 同社は1997年設立の民間企業で2000年に株式会社化、2017年に深セン創業板に上場した。セラミック膜を主力とする各種膜分離技術、製品、システムの開発、販売を行なっている。膜技術を生かした環境保護分野、新エネルギー分野の開拓をを進めており、塩湖リチウム抽出、半導体製造工程における洗浄廃液の濾過、工業排気ガスに含まれる一酸化炭素と水素を利用した燃料エタノール製造などに取り組む。2021年1〜9月期の売上高は3億2591万元(前年同期比11.43%増)、純利益は2045万元(同37.98%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)