上海証券取引所メインボードに上場している不動産開発業者の四川藍光発展股フェン(藍光発展、600466/上海)は2021年12月期の業績について、約120億元を超える純損失となる見込みを示した。
 
 同社が1月28日に発表した2021年12月の業績予測によれば、当期純損益は120億3700万元程度の赤字となる見込み。2020年12月期は33億235万元の黒字だった。大幅な損失の内訳について同社は、資金不足による工事完成の遅れに伴う不動産事業収入の減少、不動産価格の引き下げ、医薬事業・現代サービス事業の売却に伴う売上減少などを理由とした営業損失が約43億9400万元、会社の流動性リスクによる今後の不動産販売への影響を考慮して計上した棚卸資産評価損失引当金が約69億900万元、期限到来債務償還を目的とした不動産プロジェクト売却などによる特別損失が約7億3300万元と説明している。
 
 同社は1999年に四川迪康科技薬業股フェンとして設立、2001年に上海メインボードに上場した。当初は医薬品製造を主業務としていたが2015年に業績悪化に伴い藍光控股集団傘下に入り、現社名に変更するとともに、不動産開発業を主業務に追加した。2020年末より営業キャッシュフローが悪化して2021年7月以降は債務不履行が次々発生、同12月31日時点での累計債務不履行元利額は277億3900万元にのぼっている。
 
 2020年1〜9月期の売上高は148億5563万元(前年同期比52.65%減)、純損失は67億458万元(前年同期は純利益26億7052万元)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)