深セン証券取引所メインボードに上場し、特殊繊維複合材料などを扱う中材科技(002080/深セン)は2021年12月期の業績について、経常外損益を控除した当期利益が最大で前年比70%増の約30億6923万元になる見込みを示した。

 同社が1月28日に発表した2021年12月期の業績予告によれば、当期損益は32億6325万〜38億7511万元の黒字で、前期比60〜90%増となる見込み。

 純利益が増えた要因について同社は、経営しているすべての事業で黒字を実現したと説明。ガラス繊維分野では需要が旺盛な状況が続いて製品の販売量、価格いずれも上昇し、風力発電ブレード分野では既存製品に値下げ圧力がかかる中で新製品の生産を加速するとともに、国内市場シェアを持続的に高めたとした。また、リチウム電池セパレータ分野では新エネルギー自動車業界の需要が引き続き旺盛で、生産能力の強化などもあり販売、利益水準が前年より大幅に向上し、先進複合分野などその他の事業についても概ね経営状況が良好だったとしている。

 同社は2001年12月に設立、2006年に11月に深セン証券取引所に上場した。中国建材大手の国有企業、中国建築材料集団のグループ企業。風力発電ブレード、ガラス繊維および製品、リチウム電池セパレータを3大支柱事業とし、このほか高圧複合ガス容器、膜材料や複合材料製品の研究開発、生産、販売を手掛ける。2021年1〜9月期の売上高は146億4198万元(前年同期比12.76%増)、純利益は26億4728万元(同73.31%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)