深セン証券取引所メインボードに上場している養豚大手、新希望六和股フェン(新希望、000876/深セン)は2021年12月期の業績について86億〜96億元の純損失となる見込みを示した。

 同社が1月28日に発表した2021年12月期の業績予告によれば、純損失は86億〜96億元で、2020年12月期の純利益49億4419万元から273.94〜294.17%減の赤字転落となる。
 
 大幅な純損失となる理由について同社は、2021年の豚出荷数が997万8100頭と前年比で20%増加したものの、中国国内の豚生産能力回復に伴う生体豚価格の大幅下落で同社の商品豚販売平均価格が前年比で約42%下落したこと、トウモロコシ価格が過去最高を記録し、豆粕価格も大幅上昇するなど飼料原料価格の上昇が続いていること、外部からの子豚購入コスト増、種豚の交代、改良コスト増などを挙げた。
 
 一方で、既存の生産能力の最適化、フル稼働状態の推進、アフリカ豚コレラ予防方法の改善などにより豚の飼育コストが2021年7月期間以降徐々に低下し、損失が少しずつ縮小しており、2022年の業績改善に向けて良好な基盤を築いたとしている。
 
 同社は綿陽希望飼料有限公司を前身として1998年に設立され、同年3月に深センメインボードに上場した。家畜飼料、養豚、食鳥(ホワイトフェザーダック)の繁殖、飼育、処理、食肉加工を手がける養豚大手。海外進出も積極的に進めており、17カ国に56社の子会社を持つ。2021年1〜9月期の売上高は944億7541万元(前年同期比26.32%増)、純損失は64億118万元(前年同期は純利益50億8458万元)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)