上海証券取引所メインボードに上場している、自動車電子部品メーカーの寧波均勝電子股フェン(均勝電子、600699/上海)は、2021年1〜12月期の業績について30億元を超える純損失となる見込みを示した。
 
 同社が1月28日に発表した2021年1〜12月期の業績予告によれば、売上高は約456億元で前期比約5%減、純損失は31億8000万〜37億8000万元となる。2020年1〜12月期は純利益6億1600万元だった。
 
 売上高が微減となったのに対し大きな純損失が出る理由にについて同社は、北米、欧州、アジア地域の自動車メーカーが2021年7〜9月期以降半導体不足の影響により生産台数の削減や生産停止に踏み切ったこと、世界の自動車サプライチェーン混乱に伴い同社製品の原材料価格や輸送費が2021年4〜6月期より上昇し、特に10〜12月期には主要電子部品、鋼材、プラスチック部品、マグネシウム・アルミ合金、繊維などの価格が歴史的な高値を記録したこと、メキシコ、ブラジル、インドにある同社の工場が新型コロナと材料供給の遅滞によって生産停止を余儀なくされたことを挙げている。
 
 一方で、自動車電子製品事業に限って見れば売上高は約133億元で前期比約20%の増加となっており、さらなる業績悪化を食い止める要因になったと説明した。
 
 同社は1992年に化繊工場や織機会社などが併合し、遼源得亨股フェンとして設立され、1993年に上海証券取引所メインボードに上場した。2012年に遼源均勝電子股フェンに、2014年に現社名に改称した。先進技術を用いた自動車のスマートコックピット、スマートインテリア、運転支援および自動運転、バッテリー管理、エアバッグ・衝突センサー・スマートハンドルなどの安全システムを開発、生産、販売している。2021年1〜9月期の売上高は341億686万元(前年同期比0.67%増)、純利益は1805万元(前年同期は2億8204万元の純損失)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)