軍事設備向け半導体製品を手掛ける浙江臻鐳科技股フェン(臻鐳科技、688270/上海)が1月27日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格61.88元に対し、初値は11.5%高い69.00元だったが取引開始直後に急落して前場は初値を下回る取引となり、終値は公開価格を9.18%下回る56.20元だった。
 
 同社は2015年設立の民間企業。端末RFフロントエンドチップ、RFトランシーバーチップ、高速高精度ADC/DAC、電源管理チップ、マイクロモジュールなどの開発、生産、販売や技術ソリューション提供を主業務としている。IC(集積回路)チップ製品で世界レベルの高い技術性能を持ち、特に軍事用無線通信端末、通信レーダーシステム、電子システム給電設備向け製品を得意としている。近年では移動通信システム、衛星インターネットなどの民間用市場の開拓により、さらなる成長を目指す。
 
 2020年12月期の売上高は1億5212万元(前期比174.35%増)、純利益は7693億元(同1738.23%増)。2021年1〜9月の売上高は7400万元(前年同期比35.24%増)、純利益は3668万元(同12.61%増)。
 
 新規上場により調達予定の7億458万元(約1274億円)は、約18%の1億2652万元をRFマイクロシステム研究開発・産業化プロジェクトに、約27%の1億8767万元をプログラム可能RF信号処理チップ研究開発・産業化プロジェクトに、約10%の7166万元をソリッドステートスイッチ研究開発・産業化プロジェクトに、約24%の1億6871万元を本社拠点および先進技術研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)