中国の都市のうち、もっとも経済規模が大きい都市は「上海市」だ。国のGDPでは日本は中国に抜かれたが、「都市圏」の域内総生産(GDP)では東京が上海を大きく上回っている。中国メディアの百家号はこのほど、上海が経済規模で東京を超えるのはいつかと問いかけ、考察する記事を掲載した。

 東京都市圏のGDPはニューヨーク都市圏やロサンゼルス都市圏を上回っていて、世界一の規模だ。記事は、上海都市圏のGDPは世界第8位であり、たとえ中国経済が成長していても、東京と上海の差はまだまだ大きく、上海は世界5位以内に入るのですらまだ時間がかかるとの見方を示した。

 一方で記事は、上海が東京を超えるのは短期的には難しいものの、「超えられないわけではない」と主張した。そして、そう言える理由の1つとして「制度の違い」を挙げた。上海経済は国のサポートを得て発展しているのに対し、日本は資本主義なので東京であっても国の支持を得られないとしている。

 また、コロナの影響もあって日本は全体的に経済が低迷しており、トップレベルの研究者を含め、優れた人材が流出しているのに対し、上海には次々と新たな人材が流入していると指摘した。

 それで、専門家らからは「上海が世界トップ5の大都市となるのは2035年ころ」との見方があるものの、記事の中国人筆者は「もっと早くトップ5入りできる」と見ているそうだ。新型コロナの影響で多くの国の経済が低迷しているなか、中国はあまり大きな影響を受けなかったので、楽観的な見方をしているようだ。しかし、中国経済の成長もブレーキがかかってきたとも言われており、そう簡単に東京を超えることはできないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)