上海証券取引所への上場を予定している安徽万朗磁塑(万朗磁塑、603150/上海)は1月5日、新規公開株式(IPO)の目論見書とともに、公募を13日より開始することを発表した。2075万株を発行予定で、公開価格は12日に決定する。公募終了後に速やかに上場する。

 同社は冷蔵庫のドアシールを中心とする各種冷蔵庫のプラスチック部品の開発、製造、販売を行なっている。2020年12月には冷蔵庫用ドアシールが工業信用部、中国工業経済連合会から「製造業単一項目チャンピオン製品(2021〜2023年)」の認定を受けた。冷蔵庫の省エネ技術や省エネ要求の高まりに対応すべく、TPE(熱可塑性エストラマー)を用いた冷蔵庫用ドアシールの研究開発で成果を挙げている。ハイアールや美的などの中国メーカーの他に、パナソニック、シャープ、LGシーメンスなどの外国メーカーにも商品を供給している。中国市場における同社の冷蔵庫用ドアシールのシェアはおよそ33%である。

 2019年には世界で1億9000万台の冷蔵庫が製造され、インドや東南アジア市場での需要増が著しい。2020年は新型コロナによって生産が大きな制約を受けたが、生活様式の変化に伴い冷蔵庫に対する需要はさらに高まっている。中国は冷蔵庫の一大生産国であり、2020年は新型コロナで各国の製造業が停滞を余儀なくされる中で生産を増やし、家庭用冷蔵庫生産台数は対前年比14%増の9014万7000台と2015年以降で最も多くなった。冷蔵効果、省エネ性能に大きく影響するドアシールの需要も冷蔵庫の需要増に伴ってますます高まっている。

 2020年12月期の売上高は12億1544万元(前期比25.6%増)、純利益は1億3294万元(同44.7%増)。2021年1〜9月期の売上高は10億4971万元(前年同期比23.32%増)、純利益は9969万元(同3.86%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)