近年、海軍力を強化している中国はすでに国産空母「山東」を就役させている。一方、日本の海上自衛隊は、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の事実上の空母化に向けた改修工事を進めている。中国メディアの捜狐はこのほど、「山東」と「いずも」を比較する記事を掲載した。

 まず、満載排水量について「いずも」は2万6000トンなので「軽空母」にすぎないとする一方、「山東」は約7万トンなので正真正銘の中型空母だと主張した。艦載機の搭載数では、「いずも」がF35Bを最大18機搭載できるが、実際の運用では12機ほどになるとみられると強調。一方の「山東」は、殲15を最大36機搭載できると指摘した。

 また、F35Bはステルス性とアクティブ・フェーズドアレイレーダーを搭載しているという優位性があるものの、中国のレーダーの目から逃れるのは難しいとの見方を示した。搭載できるミサイル数でも12機のF35Bと比べると36機の殲15の方がずっと多いとしている。このほか、殲15はF35Bよりも速度で勝っているので機動性に優れており、空中戦でも中国が有利だと主張した。

 さらに、空母は護衛艦隊と行動を共にするが、日本は護衛艦隊にイージス艦が含まれるものの、中華イージスとも呼ばれる055型ミサイル駆逐艦は、対艦対空能力において日本のイージス艦に勝ると主張した。護衛艦隊に含まれるむらさめ型やたかなみ型、あきづき型護衛艦に相当するのは、中国では052D型駆逐艦だが、ミサイルの射程などを考えると中国が勝るとしている。

 記事は、日本は「いずも」と「かが」を空母化して2つの空母打撃群を作るかもしれないが、中国の海軍力との差は明らかであり、全面的に日本を圧倒することができ、日本の空母発展の道は険しいものとなるだろうとの見方を示した。中国は2隻目の国産空母も建造中であり、日本としては中国の海軍力を強く警戒すべきだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)