過去の戦争ゆえに、中国では反日感情を持っている人が少なくない。中国人からすると東南アジア諸国で反日感情がほとんど見られないことが不思議で仕方がないという。中国メディアの網易はこのほど、東南アジアで反日感情が見られない理由を考察する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は第2次世界大戦中に東南アジアの多くの国を占領し、しかも「暴力的な統治を行った」と主張する一方、東南アジア諸国は日本のこうした所業を「覚えていないかのように見える」とした。

 この理由について、東南アジア諸国は第2次世界大戦がはじまる前から長期間にわたって西洋諸国の植民地となっていたことを挙げた。これら西洋諸国による数百年にわたる植民地支配は、「奪略と虐げ」の歴史で、これと比べると日本による統治はわずか数年だったので、東南アジアの人々は日本より西洋人を憎んでいるに違いないと主張した。

 また、日本は「西洋による植民地支配からの解放」を掲げたので、東南アジアの人々に歓迎されたと分析した。同じアジア人の「兄弟」が助けに来てくれたという感覚だったのだろうと分析した。また、戦後は実際に独立できており、しかもいち早く経済復興した日本がこれらの国に経済援助を行ったので、日本に対して憎むどころか好感を持っているのだと説明した。

 中国としては、かつて日本が占領した国々で今では好感を持たれていることに納得がいかないようだ。これら東南アジア諸国では、むしろ中国の評判の方が良くない国も少なくないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)