日本には抹茶や着物など、中国文化の影響を受けたものがたくさんあるが、中国以上に発展し日本を代表する文化になっているものさえある。中国メディアの網易は25日、中国発祥の文化が日本に残り世界に発信されているのはなぜかと問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本が古代中国から学び、後に独自の発展を遂げたものとして、尺八や日本刀、相撲、陶器などがあると紹介した。いずれも中国では廃れてしまい「中国の生徒だった日本が、いつの間にか教師になった」ように見えるため、残念に感じる中国人が多いそうだ。

 しかし記事は、「中国は自国の文化を重視してこなかった」との見方を否定している。「窮すれば通ず」、「知者楽水(ちしゃらくすい)」といった中国のことわざを引用し、順応性に優れた中国人は実用性の低い伝統文化を「あえて捨てて」、より合理的なものに変えてきたと主張した。

 例えば、尺八は「難しすぎる」ので横笛を使い、日本刀は製造工程が複雑で「あまりに高価で買えない」ため大なたを使い、抹茶は粉にするまでの工程が複雑で「面倒」だから乾燥させたシンプルな茶を飲むことにし、相撲は「実用的ではない」のでカンフーを学ぶことにし、漆器も「値段が高い」から陶器で十分と、より庶民向けのものに変えてきたと説明した。つまり中国は「世俗化」することに長けていると主張した。

 また、中国由来のものが日本から世界に発信されている理由については、「日本が強くなった」ためだとした。日本は近代、国際社会で力を持つようになったので、自然と日本文化も世界に受け入れられてきたと主張した。この道理で言えば、京劇や中国武術といった中国文化も、中国の国力が付けば世界に広まっていくはずだと期待を示している。

 古代中国の日本文化が世界に発信されるたびに、中国人は複雑な気持ちになっているようだが、中国がそれらをあえて捨ててきたのであれば、やむを得ないことではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)