中国では親族や友人との関係が極めて濃厚だ。これを息苦しく感じている中国人は多く、中国社会は日本よりも人間関係は複雑だと言えるだろう。その点、日本と韓国はどうなのだろうか。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日韓の人間関係は、中国のように複雑なのか」と題するスレッドが立てられ、中国人ユーザーに意見を求めている。

 スレ主の中国人は、日本は人間関係が希薄な国とのイメージを持っているようで、「日本は中国より人間関係が複雑ではない」と思ったようだ。だが、ネットユーザーたちから寄せられたコメントを見ると「日本には村八分という言葉がある」、「引っ越しすると近所にあいさつ回りをするらしい」、「日本の職場は中国よりも疲れる感じがする」など、日本の人間関係も決して楽ではないとの指摘が目立った。「日本の人間関係は中国の100倍複雑」という人もいた。

 しかし逆に、「日本の方がまし」という中国人も多かった。中国の人間関係は利害関係や損得勘定の上に成り立っているためで、日本の方が「ルールに則っている」からだと説明していた。損得勘定で利用し合う中国の傾向は、権力を持てば持つほど強くなるためか、公務員やエンジニアなど「中流家庭で満足できるなら、中国は東アジアで最も人間関係がシンプルな国だ」という意見の人もいた。

 スレッドに集まった中国人ネットユーザーは韓国社会に詳しくなかったのか、寄せられた回答はほとんどが日本と中国の比較ばかりだったが、「日韓には敬語がある」との理由で、日韓の人間関係は上下関係が厳しく、中国よりも複雑だという意見もあった。日本と韓国では「名前を呼び捨てにすることもできない」としているが、儒教の影響からか上下関係に厳しい韓国は、日本よりも人間関係が複雑と言えるかもしれない。

 このように見てみると、一言で人間関係と言っても、一概にどの国が複雑かシンプルかと比較するのは難しそうだ。それぞれの地域や環境により、また違った人間関係の悩みがあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)