エネルギー自給率がわずか1割あまりの日本は、「資源の乏しい国」と言って良いだろう。しかし、中国メディアの騰訊はこのほど、「日本は資源の乏しい国から資源大国になった」と紹介する記事を掲載した。日本は発想を変えることで「資源大国」になったとし、中国にも見習える点があるとしている。

 記事はまず、かつて高度経済成長に沸いていたころの日本は大量生産、大量消費の時代にあり、ずいぶんと資源を浪費していたと紹介した。しかしバブルが弾けて消費傾向が実用性とコストパフォーマンス重視に変化すると、「リサイクル市場」が急成長し、今では家電、衣類、書籍から楽器、装飾品まであらゆるジャンルの中古品が売買されるようになったと伝えた。2020年の市場規模は2兆4169億円で、11年連続の拡大と報じられている。

 リサイクル市場の拡大のおかげで、日本は少ない資源を有効利用していると言えるが、中国は日本から何を学べるのだろうか。記事は、日本の消費者の「環境意識」の高さを評価している。日本政府は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推し進め、ごみを減らし、ものを繰り返し使い、再利用するよう促してきたが、消費者はさらに一歩踏み込み、5Rによる循環型社会を目指してきたと紹介した。これは3Rにリフューズとリペア(ごみになるものを断る、修理して使う)を加えたもので、今ある資源を最大限に活用しようとしていると称賛した。

 中国にも中古品売買のプラットフォームはあるが、現時点では家に眠っている不用品を整理して、ついでに小遣いを稼ぐという程度の意識だという。それで記事は、日本に倣ってこれからは循環型社会を意識していこうと呼び掛けた。

 中国のリサイクル市場はまだ日本ほど発展していないが、国の大きさを考えれば巨大な可能性が眠っているとも言えそうだ。日本から学べば、日本以上の「資源大国」になるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)