中国のポータルサイト・百度に14日、「中国の高速鉄道は毎日5億元の損を出しているが、それでも日本は中国高速鉄道に学ぶべきと日本のネットユーザーが言っている」とする記事が掲載された。
 
 記事は、中国の鉄道の主力として緑色の列車「緑皮火車」が走っていた20年前は、中国が世界一の高速鉄道大国になろうとは誰も思っていなかったとした上で、今や中国の高速鉄道は営業距離がすでに3万キロを超え、日本、ドイツ、スペイン、フランス、イタリアなど高速鉄道先発国の営業距離を全部足しても届かないレベルにまで達したと紹介。規模だけでなく技術においても飛躍的な発展を遂げ、中国の高速鉄道建設はもはやどの国にも真似することはできないとした。
 
 そして、中国の高速鉄道の発展に日本人が羨望や嫉妬の思いを抱き始めており、中国で新たな高速鉄道路線が増えるたびに日本のネット上では「日本の高速鉄道は中国よりもこれだけ優れている」といった議論や、「中国の高速鉄道は全体的に見て大きな損が出ている。これでは真の発展とは言えない」といった議論が起きると伝えた。一方で、一部の「理性的な日本のネットユーザー」からは、「中国高速鉄道はすでに日本を超越しており、表面的には赤字を出していても、日本は中国から謙虚に学ぶべき立場にある」との意見も出ていると紹介した。
 
 その上で、中国の高速鉄道は確かに赤字を出しており、「2020年には半年だけでおよそ1000億元、1日平均5億元もの赤字が出た」と説明しつつ、「これはあくまで表面的なものである」と主張。高速鉄道自体は国民に恩恵を与えるためのプロジェクトであり、赤字を出してまで国が急ピッチな建設を進めることからは「人民の福利に対する重視ぶり」と「中国の重厚な経済力」が垣間見えるのだとした。
 
 また、高速鉄道は各地域の経済発展や文化交流を牽引し、多くの産業チェーンを構築すると指摘。しかもその効果は数十年、百年といった単位で続くことになるとし、「こういった角度から見れば、中国の高速鉄道はちっとも損を出していないのである」と結論づけている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)