中国のネット上では最近、「日本が中国を文化で侵略している」という論調をよく目にするようになった。中国メディアの網易はこのほど、日本は組織的に中国への文化侵略を試みていると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本による文化侵略は「日清戦争時から始まった」と主張した。この時は軍事を伴う侵略で、第2次世界大戦の敗戦で日本はおとなしくなったものの、1972年の日中国交正常化以降、再び中国への文化侵略を始めたと主張している。

 そのうえで、日本のように「非常に組織的で計画性のある方法」で文化侵略を試みている国はほかになく、文化侵略された国には「隅々にまで日本文化が行きわたってしまう」と主張した。日本のアニメやゲーム、ファッション、音楽などであふれている現代中国の姿こそが「文化侵略が進んでいる証拠」だという。

 幼い時から日本の文化に触れていることで、「大人になっても精神が支配されてしまい、日本文化に対して反感を持つどころか、好感を持つようになり、親近感さえ持つこともある」と強い警戒感を示した。

 続けて記事は、日本は文化のみならず経済面からも「侵略」しているとし、世界最大の自動車市場である中国で日系車が大きなシェアを獲得していることも経済面からの「侵略」を示す事例だと主張した。

 記事は、日本文化に対して強く警戒しているが、最近は日本に対して敵意をむき出しにする論調が増えている。それだけ中国ではナショナリズムが高まっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)