中国のポータルサイト・百度に13日、日本の「田んぼの使い方」に敬服せざるを得ないとして、田んぼを使ったアートによる村おこしを紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、日本の国土面積が雲南省よりも小さいとする一方で、経済力は非常に高く、マンガやアニメを始めとする様々な文化産業が非常に発達していると紹介。その発達ぶりは日本人の土地の使い方からも見て取れるとした。
 
 そして、「田んぼは多くの人にとって、水稲を栽培するだけの場所かもしれなが、日本人は田んぼでアートを作ってしまうのだ」とし、青森県の田舎館村では1993年より田んぼに実る水稲を使った「田んぼアート」の制作を行っており、毎年5月になると1000人ものボランティアが様々な種類の苗を植えて「アートの種」を作ると伝えた。
 
 また、制作に用いられる水稲は6〜8種類でそれぞれ色が異なり、5月に田植えを行って7〜8月になると生長したイネによって見事な絵画作品が浮かび上がると説明。この「田んぼアート」を見るために、毎年実に多くの観光客が現地を訪れるのだと紹介している。
 
 その上で、同村で田んぼアートを始めたきっかけは、財政難と人口流出による村の衰退だったと紹介。限られた空間を使ってより大きな価値を生み出して人を呼び、村を潤すために田んぼアートという発想が生まれたのだとした。
 
 記事は、田んぼアートのほかにも日本では収穫済みの稲わらを使って造形物を制作して観光客を呼び込む試みを行っている場所もあると紹介したほか、田舎館村では夏だけでなく、冬に雪が積もった田んぼも巨大なキャンバスに見立て、「冬の田んぼアート」を制作する取り組みも2016年より実施していることを伝えた。そして「夏には成長する水稲で絵を描き、秋には稲わらで造形作品を拵え、冬には雪のキャンバスに絵を彫る。収穫した作物を売るだけでなく、観光客を呼び込んで収入を得る。このような田んぼの利用方法には敬服させられる」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)