日本はかつて中国を師として仰いでいたが、近代にその立場は大きく変わってしまった。中国人の多くは、明治維新が近代日本と近代中国の明暗を分けたと理解しているというが、開国後の日本は西洋諸国から何を学んだのだろうか。中国メディアの網易は5日、「小さくて貧しかった日本は欧州から何を学んだのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、中国も近代において日本と同様に西洋諸国からたくさんのことを学んだと指摘している。しかし、中国は「技術」を学ぶだけだったのに対し、日本は「技術以上に大切なもの」を2つ学び、それが日本と中国の明暗を分けたと主張した。

 その1つ目とは「ルール」だ。国民がルールを守ることを学べば、搾取されない公平な社会になるためやる気を引き出し、安定感が生まれると指摘した。「技術が力なら、ルールは骨組み」で、ルールは技術より重要だと説明した。

 続けて、日本はルール以上に重要なことを西洋から学んだと主張し、それは「文化」だと主張。「文化こそ魂だ」と伝えている。文化人になることで、日本人はうそをつかなくなり、約束を守り、科学や人材を大切にし、人の良いところと自分の欠点を謙虚に見ることができるようになった、と称賛した。記事の中国人筆者は、「ルールと文化は技術の100倍重要」としており、西洋諸国から全面的に学んだ日本人に敬意を表している。

 中国人からすると、西洋からより多くのことを学び、国を変える機会があったのに、みすみす逃してしまったとの残念な気持ちがあるのかもしれない。常に他の良いところを認め、取り入れてきたのは日本の良さと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)