中国のポータルサイト・百度に1日、「日本は中国文化と西洋文化の完璧な融合のお手本だ」とする記事が掲載された。
 
 記事は、古代より中国大陸から多くの文化を取り入れてきた日本では漢字が今でも用いられており、中国人としては日本語が分からなかったとしても日本の街の看板に書かれている漢字を見る事によってある程度のことは理解できるとする一方で、漢字の読み方は似ているものの日本と中国では異なると伝えた。
 
 その上で、漢字は表意文字であり、それぞれの文字が意味を表すと説明。漢字を用いる人びとはその形と意味を脳内で結びつけており、漢字を通じて様々な事象を認識するとともに、自らの意思や感情を表現してきたとした。
 
 一方で、日本では近代以降西洋文化の影響を強く受けるようになり、漢字を用いてきた日本語も英語やドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語といった西洋の言語を積極的かつ直接的に吸収してきたと指摘。その際、もともと日本語に同じ意味を指す言葉については日本語の訳を当て、日本に存在しなかった概念については敢えて半ば無理矢理に日本語に訳することなく、その音を表音文字である「かな」によってそのまま採用し、外来の「日本語」として取り入れたと伝えた。
 
 そして、それ自体が意味を持つ漢字の熟語に置き換えることなく、直接「音訳」することにより、元の言葉の概念、ニュアンスを残したまま「日本語化」することに成功したとし、「そうすることでより正確に、かつ便利に外来語を伝達できた」と評している。
 
 記事は、表意文字の漢字しか用いてこなかった中国では西洋の語彙を取り入れる際に、基本的に意訳する手法を採用せざるを得なかったと紹介。意訳の場合、当てられた漢字が本来持つ意味が往々にして邪魔となり、外来語が持っているはずの概念、ニュアンスがぼやけてしまい、正しく理解できないという事態が起きたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)