日本の救急車は、119番通報を受けてから現場に到着するまでの所要時間が非常に短く、全国平均でも10分未満で到着する。しかも費用が発生しないとあって、お隣の中国では日本の制度を見習うべきとの声も出ている。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本と中国の救急車の違いを紹介する動画を配信した。

 動画ではまず、日本の救急車は「かける番号が違う」と紹介した。中国は120番なのに対し、日本は119番だ。警察への緊急通報が110番、消防が119番というのは中国と日本は同じなので、配信者はてっきり日本も120番が救急車と思い込んでいたそうだが、「日本は救急車も119番だ」と説明した。

 別の大きな違いは、何といっても「日本では救急車が無料」なことだ。中国でも素晴らしい制度だと称賛され、地域によっては無料制度を導入しようとしたこともあるようだが、日本でさえ「タクシー代わりに使う」人がいて問題になっているので、人口が多い中国ではなおのこと難しいとの見方を伝えた。

 しかしコメント欄を見ると、救急車の無料化は中国人の切実な願いのようだ。「正直なところ、日本のこの制度は本当に良い」、「台湾も無料だよね」、さらには「救急車は本来無料であるべきだ。病気になってもお金がなかったら病院に行けないなんて、そんなことがあって良いのか」という人もいたが、中国ではそれが現実だ。中国の救急車は有料サービスなので、運悪く持ち合わせがないと急病であっても病院までの搬送を断られるという。

 救急車が本当に必要な人のところに迅速に到着するためには、利用者の適切な判断が欠かせない。日本には、救急車を呼ぶか迷った時のためのダイヤル「#7119」や、総務省消防庁が開発した全国版救急受診アプリ「Q助」というものもある。こうしたサービスを上手に使って、賢い利用者になりたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)