2021年2月、中国の最高級車「紅旗」が日本市場に進出した。「紅旗」は中国では政府要人が乗るような高級ブランドという位置付けの車だが、中国人は紅旗の日本上陸をどう見ているのだろうか。中国メディアの百家号は26日、「紅旗H9を日本に輸出したのは良いが、気がかりなことがある」と伝える記事を掲載した。

 記事はまず、紅旗H9の日本進出は、日本人に向けて中国車を宣伝する非常に意義のあることだと紹介した。しかし日本人は全くと言って良いほど反応を示さず、「紅旗H9を購入しているのが日本在住の中国人ばかり」なのが気になるそうだ。日本でナンバーを取得した「紅旗H9」の写真がネット上に掲載されているのは事実だが、なぜ日本人は見向きもしないのだろうか。

 記事は、「日本人の間では紅旗の知名度が低いので仕方がない」と伝え、このことで中国人が気に病むことはないとしている。中国では紅旗は国を代表する特別なメーカーではあるが、日本人にとっては「聞いたこともない」無名のメーカーに過ぎないからだ。

 また、「日本在住の中国人が争うように買っても良さそうなのに」という反論もあると指摘する一方、これに対しては、紅旗は高級車なので誰でも買えるわけではないと説明した。高級仕様の紅旗H9は1000万円を超えるほどなので、気軽に買える車でないことは確かだ。ましてや「名前さえ聞いたこともない」海外メーカーの車を日本人が買わないのは、現時点では仕方がないと言えるだろう。

 それでも、このたび話題に上って初めて「紅旗」という名前を聞いたという日本人は多いはずで、「紅旗」というブランドがあることを知らせるだけでも、中国にとって日本上陸の意義は十分にあったのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)