日本固有の鍛冶製法によって作られた日本刀は、現在では武器というより芸術品としての価値が高い。欧米でも日本刀は高く評価されているが、中国メディアの快資訊はこのほど、「なぜ日本刀は世界で中国剣よりも有名なのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本刀」というと多くの欧米人は、映画やドラマに出てくる武士の刀を連想すると指摘した。一方、「中国剣」と言われても、欧米人のほとんどは「まったくピンとこない」という。

 実際のところ、中国には剣に関する伝説がいくつもあるという。例えば、「干将・莫耶」の夫婦が楚王のために作った2本の宝剣に関する伝説は有名だと紹介した。これは、楚王の性格をよく知る干将が、1本を妻の莫耶に託し、1本だけ楚王へ献上したところ殺されてしまったが、後のその子どもが楚王に復讐するという話だが、中国では有名でも欧米ではほとんど知られていない話だと言えるだろう。

 では、なぜ日本刀は欧米で有名になったのだろうか。記事は、日本刀は反りが付いていて長く、その独特の形で印象に残ると分析した。そして、20世紀の日本経済の急成長に伴い、日本文化が世界中に発信され、多くの人が受け入れるようになったからだと説明しているが、実際のところは日本刀の「凄まじい切れ味」が高く評価されている。

 一方、中国剣は種類があまりに多すぎて、海外へ発信するに際して1つの種類に絞り切れなかったという。また、中国映画では剣だけでなく刺繍針すら武器にできたり、達人になると草花や棒切れで敵を倒してしまったりという場面がよくあると指摘した。確かに、これでは中国剣に対する魅力がなくなってしまうのも無理はないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)