世界のスマートフォン(スマホ)市場のシェアを見てみると、トップ5はすべて米中韓のメーカーとなっており、日本メーカーは蚊帳の外という状況となっている。なぜ日本のスマホは世界的には人気がないのだろうか。中国メディアの騰訊はこのほど「日本は自動車、カメラ、ロボットなどでは圧倒的に強いのに、なぜスマホはダメなのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、スマホ部品の多くは日本製であることから、日本企業は高い技術力を持っていることがわかると強調。また、日本のスマホ市場も決して小さくはなく、サプライチェーンやバリューチェーンも整っているのに、「日本がスマホ分野では振るわないのは不思議なことだ」と指摘した。

 この理由について記事は、「消費者のニーズにすぐに対応できなかったこと」を挙げた。日本の携帯電話市場は、メーカーではなくキャリアが主導権を握っているため、メーカーは消費者のニーズをすぐに拾い上げて対応することができなかったと分析している。このため、世界的な競争において劣勢に立たされたと主張した。

 また、「日本の閉鎖性」にも大きな問題があったと指摘した。NTTドコモグループのiモードに代表されるように、それ自体は完璧なシステムだが閉鎖的で、ガラケー時代にはそれでよかったものの、スマホ時代になるとついて行くことができず、優れたエコシステムを構築したiPhoneに取って代わられたと説明している。

 そのうえで記事は、中国のスマホメーカーが世界で大きなシェアを獲得できたのは「日本と違って開放的だったからだ」と主張した。日本の携帯電話市場は長らく「自給自足」のような状態で閉鎖的だったため外部の変化に対応できず時代に取り残されたが、中国は常に先進的なシステムを学んでサプライチェーンを整備したので、後発ながらも日本を超えることができたと自賛した。

 とはいえ、アップルやサムスンと比べるとまだ差があると記事は認めており、引き続きよく学んで進歩していくことでさらなる発展を遂げることができるはずだと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)