中国のポータルサイト・百度に19日、新型コロナの流行を経て日本人のレジャーにも「持続可能な発展」をキーワードとする変化が生じたとする記事が掲載された。
 
 記事は、シンガポール紙・聯合早報の17日付報道を引用し、新型コロナ感染拡大前は日本国内の観光地に多くの人が集中する現象が起きていたのに対し、新型コロナの感染拡大を経て、日本国内では「人里離れた場所で時間を過ごす」という新たなレジャーのトレンドが生まれたと伝えた。
 
 そして、このようなニーズに応えるべく、各地で住人のいなくなった空き家を宿泊拠点に改装する動きが活発化しており、かつては避暑地として、あるいはスキー場で賑わってきたものの、新型コロナの影響で客足が減った宮城県の蔵王町でも空き家を改装して、観光客向けに貸し出す取り組みが行われていると紹介した。
 
 また、日本国内のある旅行会社が、現在日本全国に60棟以上の「レジャー用レンタル空き家」を整備しており、各棟1泊あたり1万5000円で貸し出していると紹介し、もともとは民家だったことからキッチンも完備しており、自宅のように自炊しながらのんびり過ごしたい観光客の間で好評を博していることを伝えている。
 
 さらに、日本のホテル業界も、特に高所得層をターゲットとして人里離れた地域の開発に力を入れ始めており、鹿児島県の空港にプライベートヘリコプターが離着陸できる場所を設けるといった動きのほか、大手高級リゾート企業が別荘の開拓を進めていると紹介した。
 
 記事は最後に、日本在住の米国人東洋文化研究者が「新型コロナを経て、日本では観光業の改革が加速した。今は旅の質が一層重視されている」と評したことを伝えた上で「人の多い場所は感染リスクが高く、最も危険。人里離れた場所でのレジャーは、持続可能な発展の観光形態だ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)