17日に行われたサッカー・ワールドカップカタール大会アジア最終予選で、中国は強豪オーストラリアと1−1で引き分けた。結果的に同日の試合でオマーンに勝利した日本のグループ2位浮上をアシストする形になったが、中国自身は5位で本戦出場は厳しい状態になりつつある。
 
 ただ、残り4試合の結果次第ではまだ直接本戦出場が決まる2位以内、プレーオフに回る3位の可能性を残しており、中国メディアでは本戦出場の残された可能性に対するシミュレーションが行われている。中国のポータルサイト・百度に19日「中国は必ずしも4連勝しなくても出場権を獲得できる」とする記事が掲載された。
 
 記事は、最終予選6試合を終えた時点での中国が1勝2分け3敗の勝ち点5で5位となっていることを紹介。現状では本戦出場は非常に厳しく、多くのメディアが出場確率を1%未満と予想していると伝える一方で、まだ数字上の可能性は残されていることから「数学の問題を解いてみよう」として出場が決まるパターンを考察している。
 
 まず、中国がいるB組ではサウジアラビアが5勝1分けの勝ち点16で首位、日本が同12で2位、オーストラリアが同11で3位と続いていることを紹介した。そして、サウジとの勝ち点差11は中国が残りを全勝してサウジが全敗しない限り追いつけない差であることから、狙いは勝ち点6〜7差である日本、オーストラリアとの争いのなかで3位のプレーオフ出場権を手に入れることだとした。
 
 その上で、目標達成の最前提条件として、中国が来年1月27日に行われる予定の次戦・日本戦に勝利することだと指摘。中国相手に勝ち点を落とすことになれば、日本はその後サウジ、オーストラリア、ベトナムとの対戦で勝ち点を3しか取れず、最終的な勝ち点が15に留まる可能性があると伝えた。
 
 一方で中国は日本戦の後でベトナム、サウジ、オマーンの順に戦うスケジュールであり、ベトナムには高い確率で勝利でき、サウジは対戦前時点ですでに本戦出場を決めてしまい本気で戦ってこない可能性があり引き分けが可能、最終戦のオマーンは逆に事前に敗退が決定してやはり本気を出さない可能性があるため勝利が望めると予測。残り4戦を3勝1分けで終えれば勝ち点が日本と15で並び、得失点差の勝負になるとした。

 とにかく中国代表にとっては、来年1月の日本戦に勝利しない限り3位以内に入るのは非常に難しくなる。引き分けならまだしも、敗れればほぼ終戦が決まる戦いだ。前回の日本戦ではスコアこそ僅差だったものの、内容的には完敗だった中国は如何にして勝機を見出すだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)