中国は高速鉄道について「中国の名刺」であると捉え、海外輸出に積極的に取り組んでいる。高速鉄道産業では後発だったはずの中国はいかにして現在の地位を築くに至ったのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、「かつては外国人の助けが必要だった高速鉄道は、いかにして中国の名刺になったのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、中国初の鉄道は1865年に英国商人が北京に建設したわずか500メートルの小鉄道だったと紹介した。しかし、これは紫禁城にいた清国の貴族たちを恐怖に陥れ、すぐに取り壊されたという。その後、1881年に河北省唐山市に中国人の手による最初の鉄道が建設されたと伝えている。

 そして、世界初の高速鉄道は1964年に日本で誕生した新幹線だと紹介した。中国高速鉄道は2008年に開業した北京と天津を結ぶ路線が最初だが、後に急速な発展を遂げ、現在では「中国の名刺」となり海外でも建設をしていると誇らしげに述べている。

 なぜこのような飛躍的な発展ができたのだろうか。記事は3つの理由があると分析した。その1つが「大量の蓄積があったため」だ。中国高速鉄道の建設は後発とはいえ、研究はかなり早くから行っていたのでその蓄積があったと主張した。

 2つ目は「異なる性質のものをうまく融合させたこと」だ。中国は当初、日本、ドイツ、フランス、カナダの高速鉄道技術を導入したが、それらをうまく融合し、より優れたものを作り出したとしている。3つ目は「国土が大きいこと」で、様々な地形や気候を含む広大な土地で高速鉄道を建設することで、多くの経験を積むことができたことを論じた。

 それで記事は、かつては外国人が中国の鉄道を建設したが、高速鉄道時代の今は中国が外国のために建設するようになっており、「高速鉄道で中国と競えるような国はもはや存在しない」と主張し、高速鉄道分野における中国の優位性を強調して記事を結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)