中国の住宅の床材は、その多くが「タイル」であり、日本でみられるようなフローリングの家は少ない。逆に日本ではフローリングが多く、タイルのほうが少ないと言えるだろう。

 これは中国人にとって非常に驚くことであり、同時に「木を床材に使うなんて、カビが生えたらどうするのか」と思ってしまうそうだ。中国メディアの新浪はこのほど、「なぜ日本のフローリングはカビが生えず値段も高くないのか」と題する記事を掲載した。

 記事によると、中国では床材にタイルを使用することが多いのは「掃除が楽」で「価格も安いから」だという。掃除は、水でモップ拭きすればよいので中国では掃除機を使う家庭はあまり多くないと言われる。また、中国人はフローリングにすると「カビが生えてくるのではないか」、「剥がれてしまうのではないか」と心配になるようだ。

 では、フローリングを使っている日本人は、カビや剥がれが心配にならないのだろうか。記事は、「日本では高品質の木材を使用しているので心配はいらないようだ」と説明した。しかも防腐処理を施しているので、防水・防カビの効果があると紹介した。

 それならば、中国でも防腐木材を使用すればいいように思えるが、記事によると中国では防腐木材は日本と比べてコストが高く、タイルの方が安いので多くの人がタイル張りを選択するそうだ。日本では、どの家もフローリングなので防腐木材が中国のタイル並みに安くなっていると伝えた。

 そもそも、日本では靴を脱いで生活するのが基本となるので、タイル張りでは冷たく感じられてしまい、床がフローリングや畳になるのは当然の結果と言えるだろう。この点、中国は靴を脱がない家庭も多く、また床に直接座ることもないため、タイル張りになるのだろうが、日本人からすると中国の家のスタイルにはあまり馴染めないかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)