2030年までに半導体強国になることを目指し、50兆円の投資を発表した韓国は、半導体材料の分野で「日本依存からの脱却」を試みている。中国メディアのOFweek電子工程網は17日、「韓国は2年間の努力により、フォトレジストの対日依存度を50%にまで減少させた」とし、「こうした努力は学ぶに値する」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、2019年に日本が3種類の半導体材料について輸出管理を強化したことで、韓国の半導体産業は大打撃を受け、業界全体が大騒ぎとなりひどくおびえたと指摘した。これは韓国がこれらの半導体材料において日本にかなり依存していたためだ。

 そこで韓国はこの2年間、日本依存から脱却しようと努力を続けてきたと記事は伝えた。研究開発に多額の資金を投じ、国産化を進めてきたと主張した。この結果、2021年には日本に対する韓国の素材・部品輸入依存度が過去最低になったと報じられた。その顕著な例がフォトレジストで、対日依存度が50%を下回ったと韓国メディアが伝えたことを紹介した。

 記事は、「この数字が本当かどうかは分からない」としつつも、「この数字の背後にある努力は中国が学ぶに値する」としている。わずか2年で依存度を50%にまで下げたのであれば、これは大きな進歩だとした。中国も韓国と同様、フォトレジストを自給自足することができず、「中国も9割を輸入に頼っている」のが現状で、その大部分が日本からの輸入だという。それで、韓国のように「日本から規制されたら困った事態になる」ため、韓国に学ぶべきだと結んでいる。

 とはいえ、韓国のフォトレジストの対日依存度が減少したのは、日本の代わりにベルギーからの輸入に切り替えたためだと指摘する日本メディアの報道もある。ベルギーは日本企業からフォトレジストを輸入していると伝えられているので、結局日本に依存していることに変わりはないのかもしれない。表面的に日本依存を脱却したかのように見せるだけではあまり意味はないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)