日本人はきれい好きなことで知られているが、道路や公衆トイレがきれいなことからも分かるように、公共のものや他人のものでも大切に扱う習慣がある。その点、中国では「きれいに扱うのは自分のものだけ」であり、公共のものは「自分のものでないので、きれいに扱う必要はない」という考え方が強い。

 中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で不動産投資を行なっている中国人による動画として「日本人に貸した家」がピカピカになって返ってきたと紹介する動画を配信した。

 この動画を配信したのは、日本人に4年間家を貸していたという中国人の大家で、借主が退去した後の室内を撮影している。正直あまり期待せずに見に来たというこの大家は、想像を超える徹底した掃除に「泣きそうになった」そうで、視聴者と感動を共有している。

 玄関を開けると、磨かれた床に光が反射して光っているのがわかる。靴箱を開けるとそこも磨かれて塵一つなく、窓のサッシもきれいで、ガスコンロには煤ひとつなく、「一番驚いたのは浴室と洗面所だった」と伝えている。中国の住宅で一番汚れているのは水回りだ。この家には傷も汚れも見当たらず、「4年住んでいたはずなのに、誰も住んだことのない新築のようだ」と喜んでいる。

 日本では原状回復が基本だが、中国の大家は大抵苦労しているようだ。コメント欄には、日本人の民度の高さが称賛される一方、中国人に家を貸すとひどい目に遭う、と困った体験を披露する人も多かった。なかには、動画の家があまりにきれいなので「本当は新築なのではないか」と疑う人も現れるほどだった。

 借りた家でもきれいに使い、出ていくときはピカピカにして返す、というのは日本では当たり前の習慣だが、他人と他人のものに敬意があってこそできることだ。この良い習慣をこれからも大切にしていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)