経済的に豊かになった中国では、イヌなどのペットを飼う人が増えているが、同時に道路に犬のフンが落ちていることも多くなったと言われる。しかし、日本では動物のフンが落ちていることは比較的少ないと言えるだろう。中国の動画サイト・西瓜視頻は14日、「日本の道路はなぜこんなにきれいなのか」と題して、動物のフンすら落ちていないのはなぜかについて解説する動画を配信した。

 動画ではまず、日本では「ごみをポイ捨てしないし、外で出たごみは各自が持ち帰る」と伝えている。日本人の間では、ごみ袋を持ち歩くのが常識になっていて、ごみが出るとおもむろにビニール袋を取り出してごみを持ち帰り、そのうえ「落ちているごみまで拾う」と紹介している。これは流石に誇張だが、ごみをポイ捨てする人が少ないのは確かだろう。

 では、日本では動物のフンさえ落ちていないのはなぜだろうか。動画ではイヌの散歩をしている人の様子を紹介し、自分の飼い犬のフンは飼い主が責任をもって袋に入れて持ち帰り、水を持ち歩いて尿を洗い流すことまでする、と伝えた。

 また、奈良公園の様子も撮影して、鹿が自由に歩き回るこの公園では、清掃員が常に落ち葉や鹿のフンを掃いて回っていると紹介した。公園ではほかにも、学生らがビニールシートを敷いて食事していたが、「彼女たちも自分の出したごみは持ち帰っている」と伝えている。ちなみに配信者は、日本では職業の貴賤がないため、掃除は何も恥ずかしい仕事ではなく、立派な公園のスタッフの一員として扱われていることにも感心している。

 中国でも清掃員の働きと、街中に大量に設置されたごみ箱のおかげで、ある程度の美観が保たれている。しかしイヌの糞まで持ち帰る人はほとんどおらず、他人のごみどころか自分の出したごみさえ持ち帰るという習慣はない。中国と比べると、日本人の意識は非常に高いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)