中国のポータルサイト・百度に16日、「日本にあって、中国に絶対ないもの・・・それは、米軍基地と駐留米軍だ」とする記事が掲載された。
 
 記事は、インバウンド観光産業が盛んな日本では都市部を中心に英語の案内看板を日常的に見かける一方で、一部の地域では英語による注意や警告の看板が設置されていると紹介。それは、第2次世界大戦で日本全土を制圧した米軍が、日本の軍国主義的思想の再燃を防ぐために日本の軍事基地を接収し、その後在日米軍基地へと変化し現在まで駐留が続いているためだと説明した。
 
 そして、現在日本にはおよそ3万5000人の在日米軍兵士が駐留しており、在日米軍が東京の横田空軍基地を司令部として、海軍第7艦隊をはじめ陸海空の優れた兵力を揃えているとしたほか、その仮想敵は「中国と北朝鮮を含む、米国の極東における利益を脅かす国」になっていると伝えた。
 
 その上で、自国内に外国の軍隊が駐留している状況での日本人の生活について「日本人は米軍基地の前でスケートボードに乗って遊び、米国の食品を食べており、まるで米軍の存在にすっかり慣れているように見える」と紹介。実際に日本にある米軍基地の周辺環境を見てみると「外国人にとっては実に奇妙な光景に思える」とした。
 
 また、米軍基地の内外は厚いコンクリートと有刺鉄線で徹底的に隔てられており、外部では日本の警察官が24時間体制で警らを行い、内部は日本の国土でありながら日本の法律が効力を持たず、米国の法律によって管理される治外法権の状態になっているとし、基地に近い道路には英語による警告看板が目立っていて「まるで米国で生活しているように錯覚する」と伝えている。
 
 記事は、国土の一部を米軍に占拠されている状況に対し、日本人は「米国に対してストックホルム症候群のような感情を抱いている」と主張。傍から見れば「日本人は非常に哀れだ」と思うものの、歴史的な問題という観点から考えれば日本の現状は「自身の利益を鑑みた結果」なのかも知れないとの考えを示した。そして、米国が戦後に日本の農地改革、財閥解体、労働組合の結成を指導したことから、日本人の間には米国や米軍に対する感激、さらには信仰の気持ちが芽生え、それが現在もなお残っているのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)