新幹線は、よく中国高速鉄道と比較されるが、新幹線には中国にはない特別な車両がある。​中国のQ&Aサイト・知乎はこのほど、「日本には足湯付きの新幹線がある」と紹介する投稿記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、2014年に新幹線初のリゾート列車として山形新幹線区間で運行を始めた「とれいゆつばさ」だ。足湯に浸かりながら山形の景色を楽しめるのが特徴となっている。まずは足湯のある車両について、「足湯用の湯船が2槽あり、簡単な更衣室まで付いている」と紹介している。足湯の後は、山形を代表する「天童木工」のソファーに座りながら車窓を楽しむこともできる。

 また別の車両には「畳のお座敷」と「バーカウンター」もあると紹介した。新幹線の概念を覆した、落ち着きのあるおしゃれなカフェとバーといった印象だ。山形の地酒やデザートも用意してあるので、流れる風景を眺めながら、お酒やお菓子を楽しむことができる。

 記事では紹介していないが、日本ではほかにも近鉄が名古屋発の足湯付きの列車を運行したことがある。三重県菰野(こもの)町にある、湯の山温泉の開湯1300年を記念したもので、足湯には源泉を使用し、地元・菰野町の地酒を用意して乗客を喜ばせていた。

 ただ速く移動するだけでなく、日本人の大好きな温泉や地酒などを用意し、移動時間も楽しんでもらおうというのは、まさにおもてなしの心意気と言えそうだ。残念なことに「足湯付きの新幹線」は2022年3月で運行を終了することが発表されている。残りの期間も、乗客に忘れられない体験を与えてくれることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)