どんな場所にも言えることだが、旅行中に受ける印象と、実際に住んでみたときの住み心地は往々にして違うものだ。​中国のQ&Aサイト・知乎はこのほど、日本に3年間留学していたという中国人が「長く日本に住んでみて気が付いたこと」を紹介する記事を掲載した。

 この記事の中国人筆者は、高校の卒業旅行で日本に来たときに空気がきれいなことや民度の高さなどに衝撃を受け、日本への留学を決めたそうだ。しかし実際に日本に3年住んでみると新たな発見がたくさんあったようで、帰国して改めて感じたことをいくつか紹介している。

 そのうちの1つは「他人に迷惑を掛けないという習慣」が、日本を独特な国にしているということだ。日本に住んでいた3年の間に、30ほどの都道府県を回ったそうだが、「北海道から沖縄まで、他人に迷惑を掛けなければ誰にも何も言われない」ことに気付いたと伝えている。そのためどんな服を着ていても、例えば中年男性が女装をしていても、他人に迷惑をかけなければ問題になることはない、と日本を個性の認められる国として伝えている。

 また、「匠の精神」は中国でも有名で高く評価されているが、どんなことにも手を抜かないために「無駄が多い」と伝えている。例えば携帯電話のプランを変えるだけの電話も、「一言で済む用事を、2分お礼を述べて1分で用事を伝えて、さらに2分挨拶を続ける」というように、無駄に思えるような細かさが気になるとした。

 ほかにも、日本人の中では中国が昔のままで止まっていることに気付いたと不満そうに伝えている。中国のことを正確に知らないし、知ろうともしないのは、「井の中の蛙」ではないかと感じているそうだ。それでも、人々の礼儀正しさや偽札がないことなど、日本には思った通りの良いところもたくさんあったと紹介している。やはり、実際に経験してみなければ分からないことはたくさんあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)