中国のポータルサイト・百度に6日、近ごろ頻繁に「低レベル」なスキャンダルが発生している日本の製造業が「どうして今なお広く信頼されているのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、日本やドイツは確かに世界をリードする技術を多く持っているとする一方で「だからといって、世界をリードし続けることを意味するものではない」と指摘。日本が成熟した技術を持っている鉄道建設分野では、海外でしばしば日本製車両の品質問題が取り沙汰されているほか、日本の製造業全般において安全性に影響しかねないようなデータの改ざんや不正な検査といったスキャンダルが頻発していると伝えた。
 
 その上で、「日本製品は高品質」という神話はすでに崩壊しているにも関わらず、今なお多くの中国の消費者が日本製品を好み、購入しようとしていると伝えた。その理由について記事は、日本の製品が「匠の精神」という言葉の威光によって国際市場で「厳しい姿勢でものづくりに励み、質の高い製品を作る」という強烈なイメージを抱かせることに成功したからだと説明。その結果、大部分の人が「匠の精神」が何たるか、あるいは日本製品のどこが優れているのかについてあまり理解しないまま、多くの消費者が「日本製品は高品質で素晴らしい」という認識を盲目的に抱くに至り、今なおその影響力が残っているのだとしている。
 
 そして、「日本は自らをパッケージングすることに長けており、かつての評判によって市場価値を搾取し続けている。これは商業的手段ではあるものの、決して公明正大と呼べるものではない」と評した。
 
 記事は、日本の製造業がかつて長きに渡り輝かしい時代を過ごしてきたことは「認めざるを得ない」としつつ、現在の日本の製造業は「より高い利益を求めるために絶えず偽装を行っており、もはや信頼は崩れつつある」と指摘。一方で中国製品は技術的にも、デザイン的にもすでに国際市場で十分に戦っていける力を持っているとし、現在までに唯一不足しているのはまさに日本の製造業のような知名度と、自国民による信頼だとした。そして、中国の消費者が一層自国のブランドを支持することにより、中国製品はより国際市場で最も輝ける「新星」になることだろうと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)