最近の信号機にはLED信号が導入されており、青信号が文字どおり「青」の色が採用されているが、旧型の信号機の「青信号」は実際には「緑色」をしている。中国メディアの騰訊はこのほど、日本では緑色の信号でも以前からずっと「青信号」と呼ばれていたと紹介し、その理由について紹介する記事を掲載した。

 中国では信号機のことを「紅緑灯」と言い、青信号は「緑」と表現している。なぜ日本は「青信号」と表現するのだろうか。記事は、昔の日本には色の区別が赤、白、青、黒の4種類しかなかったことに起因すると説明した。緑色という概念が存在しなかったと主張した。

 その後、中国から仏教が伝わった際に、「赤色」の中から「黄色」と「紫色」を区別するようになったが、「緑色」は出現せず、「青色」として表現されていたと伝えた。その後、染色技術が発達し緑色の服ができたが、これを「みずみずしい」と表現するようになったという。それで、緑の語源は「みずみずしい」だと紹介した。

 では、緑色は日本語にいつごろ現れたのだろうか。記事は複数ある説のなかから「江戸時代後期」との説を紹介した。しかし、緑色を青色で表現することがすでに習慣として根付いていたため、すぐには人々が使う語彙に浸透しなかったと説明した。

 そして、1930年に信号が初めて導入された際も、信号機の色は国際ルールに則り緑色としたが、やはりこれまで通り「青色」で表現し、結局1947年には法律文書にも「青信号」と表記されるようになったと伝えている。

 今でも、日本語では「青菜」や「青虫」などのように、緑色をしていても青として表現しており、「青信号」も歴史的に日本語における青色のカバーする範囲が非常に広いことに起因していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)