今でも中国で高い人気を誇る日本アニメだが、最近の作品には中国要素が少なくなってきていると中国人は感じているようだ。中国メディアの百家号はこのほど、「昔の日本アニメには中国要素が多く見られたのに、なぜ最近は中国要素が少ないのか」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、最近の日本アニメのなかで中国要素が全く見られなくなったわけではないとしつつも、以前と比べると明らかに減少していると指摘した。昔の日本アニメで中国要素がよく使われた理由として、「香港映画」の影響が大きいと分析している。

 香港映画といえば「カンフー」映画が多く、日本でも大人気になったが、特に「ブルース・リー」と「ジャッキー・チェン」の影響力は非常に大きく、多くの日本アニメでこの2人をモチーフにした人物が登場していると伝えている。このほか、台湾映画の「幽玄道士(キョンシーズ)」も日本で大人気となり、主人公のヘアスタイルである「お団子頭」は、日本アニメでも多くの作品に採用されたと紹介した。キョンシーをモチーフにした登場人物もいたと指摘している。

 このように、以前の日本アニメには中国要素が多く見られたが、なぜ最近の日本アニメには中国要素が減ってしまったのだろうか。筆者は、「最近の日本アニメは、異次元での冒険要素が多く、古代ヨーロッパを背景としたものが多いから」と分析した。とはいえ、これは市場のニーズに基づき変化するもので、中国の需要に基づいた作品であれば中国要素がふんだんに取り入れられているとしている。

 最後に筆者は、「外国の作品に中国要素が入っているかどうかを過度に気にする必要はない」との見方を示した。外国人が中国要素を使うと逆効果になることもあるからで、「それより重要なのはストーリーだ」と記事を結んだ。記事では指摘していないが、日本アニメで中国要素が見られなくなったのは、それだけ中国の魅力が減ってしまったことも要因なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)