中国のポータルサイト・新浪に28日、日本で31年前に埋められたタイムカプセルが開封されたことについて、その中に入っていた当時の「先進機器」について紹介する記事が掲載された。
 
 記事はまず、タイムカプセルについて「当時発明、創造された代表的な物品を容器の中に入れて密封し、地下深く埋めておき、一定の年月が経過したら開封する」というものだと紹介。数十年前に「未来へ書かれた手紙」が現代に届くような感覚で、非常に興味深いとした。
 
 そして、日本の電信企業NTTで先日、日本の経済、技術が黄金期を迎えていた1990年に同社の設立100周年を記念して制作され埋められたタイムカプセルを掘り起こし、開封するセレモニーが開かれたとし、カプセルの中には1990年当時を代表する最先端の通信機器などが入っていたと伝えた。

 具体的な中身についてはまず、当時の従業員の署名や新聞紙などが入っていたと紹介。こちらは技術製品ではないものの、31年という時代の経過を強く感じさせるものであり、同時の社員の多くがすでに定年退職を迎え、一部の人がこの世を去ったことを考えると、実に感慨深いとしている。
 
 その次に、1987年に発売された日本初の携帯電話TZ802が出てきたとし、30年前に最先端だった携帯電話は重さが実に900グラムもあった上、本体も利用料金も非常に高く、誰もが使える通信機器ではなかったと紹介した。次に出てきたアイテムとして、90年代を代表する通信機器で、携帯電話が普及するまでは若者の必須アイテムだったポケットベルを挙げ、初期のポケットベルは数字しか表示することができず、利用者が暗号を解読するようにコミュニケーションを楽しんでいたことを伝えた。

 さらに、カプセルには屋内向けのコードレスホンも入っており、今やスマホが当たり前になり固定電話に加入する世帯が減り、コードレスホンの影も徐々に薄くなっているものの、当時としては画期的な製品だったと説明。「こうしてみると、90年代の日本は非常に発達していたことがわかる。これらの機器が中国に入ってきたのはもっと後になってからだからだ」と評している。
 
 そして最後に出てきたのが任天堂のファミリーコンピュータと、当時社会現象を巻き起こしたドラゴンクエストIVのカセットだったと紹介。タイムカプセルに入れられたことからも、ファミコンやドラクエが当時の技術、文化を象徴する製品だったことがうかがえるとした。
 
 記事は、カプセルから出てきた懐かしの品々に対して感銘を覚えたことを伝えるとともに、「1990年がすでに31年も昔の話だというのを、しばらく受け入れる事ができなかった」と時代の流れの速さに衝撃を覚えたことを打ち明けている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)