中国のポータルサイト・網易に28日、先日北九州で行われた体操世界選手権で2冠を達成した中国の選手がSNS上で日本体操界のレジェンド・内村航平選手と同じ場で競技できたことへの喜びを表したとする記事が掲載された。
 
 記事は、世界選手権の男子平行棒、鉄棒でそれぞれ金メダルを獲得した中国の胡旭威選手がSNS上で大会を振り返る文章を発表し、「世界選手権で夢がかなった」としたことを紹介。その夢が金メダルを2つ獲得したことではなく、日本のみならず世界を代表する体操界の第一人者・内村選手と同じ舞台で競技ができたことだったと明かしたことを伝えた。
 
 そして、胡選手が内村選手と一緒に写った写真を掲載するとともに「内村航平と同じ場所で競技できる機会が持てたことに、激しく感動している。夢がかなった!」と喜びを表現する一方で、「サインをもらわなかったことが唯一の心残りだ」とし、時を戻せるのなら戻してサインをおねだりしたいとつぶやいており、ネットユーザーからは「ガチのファンだ」といったコメントが寄せられたことを紹介している。
 
 記事は内村選手について、最も有名な体操選手であり、2009年の世界選手権で初めて優勝して以降、1人で世界選手権では金メダル10枚、銀メダル6枚、銅メダル5枚、五輪でも金メダル3枚、銀メダル4枚を獲得するなど、史上最強の男子総合選手と称されていると紹介。1997年生まれの胡選手は内村選手を憧れの存在として追いかけ続け、ついに内村選手と同じ場所で戦う権利を獲得するとともに、内村選手に勝利して金メダルを勝ち取ったのだと伝えた。
 
 また、全盛期を過ぎた内村選手は今大会でも表彰台には届かず、引退を発表してはいないもののすでに優勝争いに加わる力はないと評した上で、「内村と同じ舞台に立つ」という夢を実現した胡選手のライバルになるのは、内村選手の後継者とされ、東京五輪の男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝選手であるとした。そして、今後数年間は互いに得意とする鉄棒種目で2人の激しい戦いが繰り広げられることになるだろうと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)