日本には老舗企業が多く、100年どころか1000年を超える企業もあり、創業200年を超える企業は1300社以上と言われている。一方、中国は創業150年を超える企業は5社しかないとされる。日本と中国の企業の「寿命」がこれだけ違うのはなぜだろうか。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、中国企業が短命な4つの理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の企業の「短命さ」を問題視し、中国が経済強国になるには企業寿命の長い日本から学ぶべきだ、と訴えている。そのうえで、日本企業と中国企業の違いを4つ指摘した。1つは「会社経営の目的が違う」ことだ。中国では「経営の目的が金儲けだけになっている」と苦言を呈す一方、日本は利益だけが目的ではなく、社会貢献も重要な目的となっていると強調した。中国の企業は器用に儲けてしまうぶんたちが悪く、本業以外の事業にも手を広げてしまい、失敗してしまうケースが多いと指摘した。

 2つ目は「技術と人材育成に対する考え方の違い」で、中国人は高額な機械を買えば満足してしまうが、日本人はさらに時間とコストをかけて技術を開発し、従業員を教育すると伝えた。3つ目は「時間に対する考え方の違い」だという。中国人の事業は、功利を急ぐ傾向が強く、日本人は時間をかけてゆっくり技術を磨くと分析した。長い目で見ればどちらの企業が生き残るかは明らかだろう。

 4つ目は、「ルールに対する考え方の違い」があるとした。中国には「小聡明」という言葉がある。ルールの抜け穴を探して得をしようとするような抜け目のなさを表す言葉だが、中国では成功するために小賢しさが必要だと考えている人が多い。日本人のようにルールを正直に守ることはばかばかしいと思われがちだが、実はそうではなく、記事は「我々は小聡明のために大きな代価を払い続けているが、それでも変わることができないでいる」と嘆いた。

 企業を長寿にしたいなら、日本企業から学べることが多くありそうだが、根本的な考え方を変えない限り難しいそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)