中国のネット上では日本の軍事的動向を分析する内容が少なくないが、中国メディアの網易はこのほど、「台風の襲来によって日本の真の軍事力が明らかになった」と主張する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、2019年の台風19号だ。日本の各地で記録的な大雨をもたらしたこの台風は甚大な被害を及ぼし、非常に多くの死傷者を出した。ほかにも、北陸新幹線の10編成すべてが浸水し、福島では除染ごみが流失するなどの被害も出ている。

 このような事態を受けて日本は、自衛隊を直ちに派遣して災害救援活動を行ったと伝えた。このために、海上自衛隊は予定していた観艦式を中止したほどだとしている。日本メディアによると、防衛省は陸海空自衛隊約3万1000人による「統合任務部隊」を編成し、航空機約130機などを使用して救援活動を行った。

 記事は、短期間でこれだけの人数を動員できたことに注目し、「この台風襲来で、自衛隊が極めて高い動員力を有していることが明らかになった」と主張した。そして、もし有事となれば、「中規模戦争でも日本は短時間で100万人を動員でき、大規模戦争となれば少なくとも500万人を動員できるだけの能力を有していると専門家は分析している」と伝えた。

 それで記事は、日本に対して強く警戒すべきだと論じているが、実際のところ、自衛隊の予備自衛官は定員が約5万人にすぎない。記事は日本の動員力をかなり高く見積もっているようだが、それだけ「日本脅威」を強調しなければならない事情があるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)