中国のポータルサイト・網易に16日、「日本はどうして中国による台湾統一を恐れているのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、中国による台湾統一の実現を見たくない国について「米国を除けば、間違いなく日本だろう」とし、ある側面では日本が米国以上に統一を望まず、恐れているとの見方を示すとともに、その理由を3つの点から説明している。
 
 まず1つめは、台湾統一によって重要な衝立を失うことになるからだとした。日本にとって台湾は中国本土との間に存在する非常に重要な「緩衝地帯」であり、台湾統一が実現すれば日本は共産党の支配する中国と直接向かい合うことになると指摘。そうなれば、日本の大部分が中国のミサイルの射程に直接入り、日本にとっては大きな危機に直面することになると論じた。
 
 2つめは、外交的な駆け引きの「コマ」を失うことになるとした。台湾は日本や米国が中国を牽制するためのコマであり、台湾問題をかき乱すような政策を打ち出すことで中国を牽制し、中国の発展を抑止しようとしているのだと説明。特にここ数年で中国の国力が大いに強化されつつあり、台湾統一が現実味を帯びるとともに日本は焦りの色を見せ始め、米国と結託して台湾との外交的、軍事的協力を深めようとしていると主張した。
 
 そして、3つめは、台湾統一の過程の中で日本が戦場になる可能性があるとした。記事は、共産党政権が武力による台湾統一を実施すれば米国が必然的に日本の軍事基地を使って戦闘を繰り広げることになり、そうなれば日本の国土が人民解放軍からの攻撃を受ける可能性が高まると説明。「これは日本にとっては非常に大きなダメージになる」とした。
 
 記事はその上で、中国本土による台湾統一は、もはや、必然的な流れであり、日本がすべきことは中国本土との対立を深め、統一を阻害することではなく、協力を強化して隣国との友好関係を増進することだと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)