中国のポータルサイト・百度に11日、「日本のグルメは、見た目ほど美しくもおいしくもない」とする文章が掲載された。
 
 記事は、これまで中国では数多くの日本のアニメやドラマが人気を集め、その中に登場する様々な日本の食物が中国の人びとに「日本のグルメはとてもおいしそう」という印象を与えてきたと紹介。その例として、ドラマ「深夜食堂」に登場する料理は毎回のエピソードと相まって見る人の心を動かすとともに、胃の口を大きく開かせてきたと伝えた。
 
 その上で、映像作品で見る日本を代表する食べ物はとてもおいしそうに見えるものの、実際に食べてみると大したことはないと主張。寿司については「食べてみると、中国人の胃には冷たい寿司は合わないと感じる」としたほか、その見た目についても「映像効果を用いた画像で見るほど美しくはないのだ」との見方を示した。
 
 次に、日本の刺身の中でも特に中国人に人気の高いサーモンの刺身についても言及。テレビで見る刺身は非常につややかで、なめらかな口当たりであるように見えるが、実際に食べてみると生臭さが強く、中国人の口に合わないと評価し、「心の中にある高級な刺身は、記憶の中にとどめておいたほうが良さそうだ」と伝えている。
 
 さらに、鮮やかな「サシ」が入った神戸牛についても「中国で広く知られており、テレビの画面で見るステーキは垂涎ものだ」とした上で、実際に食べられているステーキは「外が焦げて、中は火が通っておらず、テレビで見るよりも美しくなく、血生臭さを感じる」と主張。「これを楽しむことができる人は限定的なのだ」と評した。
 
 記事の作者は「実際に食べてみると」ということで、寿司や刺身、神戸牛がいかに中国人の口に合わないかを力説しているが、本当に日本でちゃんとしたものを食べたかどうかは疑わしい。あるいは、怪しげな店に入って怪しげな料理を食べさせられたかだろう。それはさておき、昨今の中国のネット上では日本のものを手放しに賞賛するような文章は影を潜めつつあり、逆に日本に対する批判的な内容がとみに増えてきた。この文章も、その流れの一環と見るべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)