防衛省はこのほど、事実上の空母化に向けた改修を進める海上自衛隊の護衛艦「いずも」について、米ステルス機F35Bが発着艦できるかどうかを検証する試験を行ったと発表した。中国はこれに非常に強い関心を示しており、中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「いずも」で行った発着艦試験をどう見なしたら良いのかと問いかけるスレッドが立ち、中国人ネットユーザーが議論を交わした。

 寄せられたコメントを見ると、日本を恐れる必要はないという声があり、「空母化されたとしても、いずもの活動範囲は、中国の東風ミサイルの射程内だ。開戦したら5分も生きられないものを恐れる必要はない」、「別に気にしない。米国の空母にF35Cが配備されると少し心配になるが、日本の小さな空母にF35Bならどうってことはない」などの主張があった。

 しかし、日本を強く警戒する意見もあり、「これは死ぬほどびっくりすることだ。軍国主義の復活であり、偉い人達はこの問題を重視し、同じ過ちを繰り返さないようにしてもらいたい」、「同じような動きでも中国の殲20はF35Bより明らかに遅い」とのコメントがあった。

 ほかには「日本、中国、米国のいずれにとっても良いこと」という意見もあった。日本国民は保護を受けられるとの安心感があり、中国にとっては国民に日本の脅威を強調でき、米国は戦闘機を売ることができるからだという。

 「いずも」での発着艦試験をどう見るかについて中国ネットユーザーの意見は割れていたが、いずれにしても多くの中国人が注目しているのは確かなようであり、こうした試験を行うだけでも中国に対するけん制になるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)