新型コロナウイルスの感染拡大前は、中国など海外から人間ドックやがん検診などを受けに来る医療ツーリズムが盛況だった。中国の快資訊は8日、日本の健康診断が中国とどう違うかを分析する記事を掲載した。

 記事はまず、中国では定期的に健康診断を受けるという習慣があまりなかったと紹介している。海外を知るようになって近年ようやく、健康意識の高い人びとの間で病気になる前に検査を受けるという概念が定着してきたそうだ。それでも、中国の健康診断は「流れ作業」なのが不評で、問診もリスクについての説明もなく、医師や看護師と話す機会もないので自分が何の検査をされているかもわからないそうだ。

 検査方法にも不満はあるようだが、それ以上に中国では「早期発見」ができていないと記事は問題視している。中国では、2018年に年間350万人が新たにがんと診断されていて、がん患者は増加傾向にあるが「8割は発見された時すでに中期か後期」だという。その点、日本は「早期発見、早期診断、早期治療」のためのシステムが整っていると紹介した。

 日本では、学校や職場、地方自治体で健康診断を行うことが法で義務つけられており、良いシステムが構築されていると言えるだろう。記事は日本のがん検診が特に進んでいると紹介し、さすが「長寿の国」だと称賛している。日本のがん検診は非常に細かく、問診で年齢や性別、病歴、家族歴まで確認することや、一人ひとりに合った検査が提案されることなどを伝え、信用できると伝えた。

 今はコロナ禍のため日本に来るのは容易ではないが、コロナの終息を待って日本への医療ツーリズムを計画している中国人はたくさんいるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)