日本人の考え方や生活習慣には、中国との共通点がたくさんあるが、文化が似ているだけにちょっとした違いにも驚くことがある。中国のQ&Aサイト・知乎にはこのほど、「日本人と中国人の行動と考え方の違い」と題するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 スレッドには、日本に住んでいる中国人や、留学経験のある中国人のほか、日本人からも多くの実例が寄せられた。中国留学の経験があるという日本人女性は、中国人の夫が「感謝の言葉を口にしない環境」で育ったらしく、家族に何かしてもらっても「ありがとう」と言わず、偉そうな態度ばかりなのが気になるなど、生活の端々で文化の違いを感じているそうだ。日本人は「親しき仲にも礼儀あり」の環境で育つのが一般的だろうが、中国では身内に対して「ありがとう」とはほとんど言わないものだ。

 また、人生観の違いを指摘する中国人もいた。中国には「社長になりたい」という人が多く、頭の回転が速く、野心的な人が評価され、もてはやされる傾向がある。しかし日本の若者はどんどん「低欲望化」していて、収入は少なくてもストレスの少ない生活をしたい人、「石の上にも三年」で1つの職場に留まる人、人畜無害な天然でかわいい人が好感を持たれているとの比較も多かった。

 さらに多かったのが、「人に迷惑をかけない日本人の考え方」と、「自分を中心に考える中国人の考え方」の違いだ。例えば、日本人は相手が気軽に受け取れるように「プレゼントはちょっとしたもの」にするが、中国人は自分のメンツを基準に考え、相手の都合はあまり考えないので、「プレゼントは大きく、高額なほうが良い」との比較が紹介されていた。

 また、人への迷惑を気にする日本人は、迷惑をかけるたびにお菓子などを渡すので、「職場の机によくお菓子が置いてある」という人や、近所の人に野菜をおすそ分けしたら「当日のうちにお礼を持って来た」など、お礼や感謝をすぐに形に表す日本の習慣に驚いている中国人が多かった。これも中国には無い習慣だろう。

 ほかにも、日本人の細かさや子育てなど、違いを感じるところは多いようで、こうした習慣に考え方の違いが表れていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)