中国のポータルサイト・百度に8日、第5波の到来によりこれまでにないほど感染者の増加ペースが急拡大した日本でここにきて急速に新規感染者数が減った理由について考察する記事が掲載された。
 
 記事は、東京五輪終了後に日本の感染は新たなピークを迎えたものの、その後新規感染者数の増加ペースは急激に低下したと紹介。ある研究調査では、多くの市民が外出の欲求を抑え込んだことが大きな成果を生んだとの結果が示されたと伝えた。

 そして、東京にある7つの繁華街で調査を実施したところ、最近3週間の人の流れがそれ以前より少なくなっており、若者を含めた市民が一層多人数での集まりや外食を控えたほか、深夜に外出する人数がも大きく減少する傾向が5週間続いたっことがわかったと説明。まさに市民の協力により、東京全体の新規感染者数の明らかな減少に繋がったとしている。
 
 また、特筆すべき点として、ワクチン接種を受けていない、あるいは1回しか接種が完了していない市民が特に意識して外出の機会を減らしたことが大きかったと指摘。ワクチン接種が完了した人が外出の機会を増やす一方で、未接種、未完了の人たちがそのリスクを十分に把握し、自宅に留まることを選択したと伝えた。その上で、ワクチン接種が感染リスクの低減、重症化の発生率の低減につながるということを示す証拠が益々増えており、市民のワクチン接種のメリット、あるいは未接種のリスクに対する認識が一層高まったことを伝えた。
 
 記事は、他の先進国に比べて遅れているとされてきた日本のワクチン接種について、日本政府の発表の統計ですでに日本人の62.6%が1回めの接種を終え、50%以上が2回の接種を完了していると紹介。政府は希望するすべての人へのワクチン接種を11月までに完了させる目標を立てて、さらなる接種率上昇に努めていることを伝えた。また、現状では感染拡大が落ち着いているものの、新たな変異株の発生などによる感染の再拡大に対して引き続き警戒をしているとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)