人口が多い分、競争も激しい中国では、小学生でも遊ぶ時間がないほど大量の宿題に追われる毎日を過ごしていて、政府が「宿題を制限する」政策を発表したほどだ。具体的には、小学1、2年生は筆記式の宿題は禁止し、3年生から6年生までは1時間以内に終わる量、と定められたようだ。日本はその点、ずいぶん前にゆとり教育を取り入れている。中国メディアの百家号はこのほど、「日本の小学生の宿題」がどのようなものかを紹介する記事を掲載した。

 記事は、小学生の娘を持つ日本のある父親の動画を紹介し、日本の小学校の宿題は非常に少なく「ストレスフリーだ」と称賛している。もちろん、日本でも宿題を全く出さないわけではないが非常に少なく、この動画で紹介していた学校では「30分もあれば終わる量」しか出されないそうだ。中国と違って昼食を食べるために家に帰る習慣のない日本では下校時間も早く、午後3時や午後4時ごろには遊び始めることができて「なんて余裕のある生活なのだ」と驚いている。

 また、日本の学校の宿題は少ないだけでなく「面白い」とも紹介している。夏休みの宿題にはテーマを自由に決められる自由研究があり、「感謝する」という宿題もあって、子どもたちは母親をハグするとか、父親にお疲れさまと言うなど、思い思いの方法で感謝を伝えているとした。

 日本の小学校では、子どもたちに「学ぶ楽しみ」を教えていると言えそうだ。記事は、日本の小学校は担任がほとんどすべての教科を教えていて、児童との距離が近いと伝えている。教科担任制の中国とは大きく違うところだ。そのため、日本の小学校の教師はお兄さん・お姉さんのようで、休憩時間に子どもたちが取り囲み一緒に遊びたがると紹介した。「まるで学校が遊園地みたいだ」と和気あいあいとした雰囲気を伝えている。

 中国はまだ宿題や塾を規制し始めたばかりで、どれだけの効果があるかは分からないが、学ぶことを楽しめる教育を目指していくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)