中国では歴史問題を理由に、日本に対して複雑な感情を持つ人が数多く存在するが、若者を中心に日本や日本文化が好きな人もいて、世代によって日本に対する感じ方には大きな差があると言えるだろう。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「親が極端な反日なのだが、どうしたら良いだろうか」と質問するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーに意見を求めている。

 スレ主は、家族でテレビを見ている時に何気なく「日本人も悪い人ばかりではない」と言ったところ、父親が激しく反発したことにショックを受けたそうだ。それで父親を「どうしたら説得できると思う?」と質問している。

 中国では高齢者の反日感情は特に強いようだ。これに対して、多くの中国人ユーザーは日本をかばったスレ主に理解を示しながらも、「父親を説得する必要なんてない」との見方を示していた。父親の意見が極端なのは分かるが、感情の問題なので説得できるものではなく、一番良いのは「自分からこの話題を振らない」ことで、もし日本に関する話になってしまったら「黙ってやり過ごし」、「中国を悪く言わない」ようにとアドバイスが送られていた。

 大方の意見は、説得するのは難しいという見方だったが、どうしても父親の考えを変えたいなら「日本旅行に連れて行くのが良い」とのアイデアもあった。実際コロナ前には高齢者を含む多くの中国人旅行客が日本を訪問し、日本に対する見方を一新させていたものだ。旅行はハードルが高いという場合は、まず「日本人の友人を家に連れていく」という方法も提案されていた。

 いずれにしても、中国では世代が上であるほど反日感情が強い傾向があるものの、愛国教育を受けながらもきちんと自分の考えを持った理性的な若者も多いようだ。極端な日本びいきとは一線を画した、こうした理性的な若者は将来の日中関係にとって貴重な存在になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)