アジアには日本や韓国、ベトナムなど中国から漢字文化を取り入れた国はいくつかあるが、中華圏以外で今でも漢字を日常的に使っているのは日本だけだ。中国としては、漢字を残した日本を評価する気持ちがあるらしく、中国メディアの快資訊はこのほど、「日本が韓国よりも大きく発展できた理由は、漢字を排除しなかったことに表れている」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本に残されている漢字の数は非常に多いと紹介している。義務教育の9年間で習う常用漢字は2136字に上る。ひらがなやカタカナと併用しながら、日本では漢字はなくてはならない文字となっているのは言うまでもない。

 その点、韓国では漢字廃止政策によりほとんど漢字を見ることがなくなった。記事はこの理由について「自国文化に対する自信のなさ」にあると批判的に伝えている。「自国よりも優れた文化」に脅威を感じ、漢字を排除して民族の誇りを取り戻そうとしたものの、逆効果になってしまったと記事は主張している。

 これにより韓国の若者は漢字に疎くなり、今では自分の名前を漢字で書くことさえままならないほどだと伝えている。それに対して日本は「外国文化の侵入」を恐れず取り入れ、形を変えながら自分のものにしてきたとし、日本が今日のような発展を遂げることができたのは、文字に代表される他国の文化を柔軟に取り入れる姿勢があってこそだと称賛した。

 記事の筆者の分析によれば、漢字から分かる日本と韓国の違いは「自信があるかどうか」にあったようだ。この分析が正しいかどうかは別として、文字を捨てるということはその文字によって蓄積されてきた情報や知識、知恵までもが排除されてしまう可能性が高いのは事実だろう。外国の良い習慣や文化を意欲的に取り入れ、自身の発展に役立てるというのは日本の長所であり、これからも日本を発展させるのに役立つことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)